特定非営利活動法人輸入建材協議会

内装(壁・床)編

Q:無垢のフローリングと・・・

Q:無垢のフローリングと合板フローリングの違いを教えてください。
A:無垢フローリングは、フローリングの厚みすべてが木でできているもの、それに対して合板フローリングは、基材は合板で表面層(0.2~2mm程度)が木でできているものです。無垢フローリングの方が高価で施工費も掛かりますが、自然素材そのものなので、湿気吸放出を期待できる呼吸をし、触感にも暖かみがあります。一方合板フローリングは製品価格はお求め安いですが、経年に因る表面劣化や湿気の吸放出があまり期待できない、触感が冷たく感じる等のデメリットがあります。

Q:内装壁の仕上げ・・・

Q:内装の仕上げで代表的な種類を教えてください。
A:
1.クロス仕上げ
・・・素材別にビニール・紙・織物・珪藻土・漆喰
2.塗装・左官仕上げ
・・・塗装は水性塗料ローラー塗り、左官は漆喰・珪藻土・砂壁・土壁・繊維壁塗り
3.ウッドパネル・板張り
・・・天然無垢板張り・突板加工(合板)の板パネル
4.タイル貼り
・・・陶器・土・磁器類、ガラス・天然石
があります。

Q:内装壁仕上げの特徴は・・・

Q:内装仕上げそれぞれの特徴を教えてください。
A:
1.ビニールクロス
・・・塩化ビニール樹脂をシート化して紙などを裏打ちしたクロスで、価格が手ごろ、デザインが豊富、掃除も簡単といった理由で最も人気がありますが、結露や紫外線の影響で経年劣化が進む為 5~10年程度で張り替える必要があります。
2.紙クロス・織物クロス
・・・天然素材や繊維素材を使用している為、高級感と風合いもあり、耐クラック性や湿気の緩衝帯として結露対策にも有効ですが、価格は高めとなります。しかしながら張り替える頻度はビニールクロスに比べて少なくなる為ランニングコストを抑える事に繋がります。
3.塗り壁(左官壁)
・・・防火性・防音性に優れ、更に珪藻土や漆喰仕上げは調湿性や消臭性といった機能も加わり、色やテクスチャーを豊富に選べ、住む人の個性にあったインテリアをデザインできます。クロスと比べると材料費も施工費も高くなりますが、質感や機能性が長期にわたり持続優化され費用対効果の得られる仕上げと言えます。
4.ウッドパネル・板張り
・・・素材性から耐久性が高く、重厚的で高級感のある仕上げとなります。特に無垢材のウッドパネリングは天然木ならではの温もりと質感が得られ、同時に調湿効果も期待できます。
5.タイル
・・・最近の壁タイルの中には目地無しの大判セラミックに抗菌処理を施し消臭効果や化学物質吸着といった空気の浄化性を得意としたものもあり、洗面やキッチン等の水廻りでは防汚・防湿対策を含め、ポイントとして部分的にタイルを使うプランが増えてきています。コストはやや高めとなりますので使用箇所を限定する等の工夫が必要になるかも知れません。

Q:フローリングの・・・

Q:フローリングの仕上げ種類にはどのようなものがありますか。
A:主にウレタン塗装仕上げと自然塗装仕上げの2種類があります。ウレタン塗装は表面にウレタンによる膜を作って表面を保護します。表面に膜があるので汚れにも強く、お手入れが比較的容易にできます。自然塗装仕上げは、塗料自体が木に浸透する仕上げです。木が持つ素材感をそのまま生すことができ、マットな質感が好まれています。しかし塗装が表面に膜を作らないので汚れが染み込み易く、少しお手入れに手間が掛かります。
また、最近は抗ウイルス効果を付加した塗装を施したフローリングも登場しています。

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当協議会は、国総研第975号研究成果報告
木造住宅の耐久性向上に係る建物外皮の構造・仕様とその表に関する研究」について理解を深め、消費者に皆様にその技術と知識を提供しています。
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